今日は海王星と冥王星の合について。
知らない方も多いでしょうが
青森県の新郷村に
キリストの墓があります。
キリストは磔刑を逃れて
日本で死んだ、という説を
広めたのは山根キクという女性です。
竹内文書の影響を受けた彼女は
約三年を費やして
フィールドワークを行い、
青森にキリストの墓、
石川にモーゼの墓があると
主張しました。
彼女の直観とピッタリ符合するような
神社や塚が次々と発見されていく。
天啓を受けた者の歓喜と興奮が
著書から伝わってきます。
「──神に祈る、それはあまりに奇跡を祈る
ようなものだ、しかし、私には
信ずべき或る者が引っ張ってくれる
ような気がする。
『来てみてくれ、お前がくるのを私は
待っていたのだ、お前には失望を
与えない、お前によって、私がここに
眠っていることを、人が、世界の者が、
知ってくれるのだ、迷わずに、
真っ直ぐに来いよ』
と囁くように思われて、私の心は
足よりも先に進んで行く。」
山根キク著
「光は東方より」
(キリストは日本で死んでいる)より引用。
この本は出版とともに発禁・回収になります。
時代を下った1963年、
イエス・キリストを神道で
慰霊するというお祭りが
新郷村でスタートします。
2024年(令和6年)、
キリスト祭りは記念すべき60回目を迎え
国内外から600人も来場したそう。
バチカンあたりから
怒られるのではないか、
と心配してしまいますが、
今のところは
そういうことはないようです。
明治~昭和初期特有の
皇国史観も薄まり、
観光イベントとして
大成功しています。
山根キクを導いた声の主の
「私がここに眠っていることを、
人が、世界の者が知ってほしい」
という望みは叶えられたではないか、
と感じました。
山根キクのホロスコープを
作成してみました。
時間はざっくりですがレクティファイしました。
冥王星海王星合世代。
キリスト祭りは彼女の誕生日近くに
毎年開催されます。
記念すべき60回目の今年、
なんと日蝕のP新月が起きています。
(プログレス新月が日蝕となるのは
約180年に一度しかない)
また亡くなった日と同じく
t木星が双子座へイングレスしたばかり。
p木星も双子座0度です。
ホロスコープは
死後も影響を及ぼしていることを
教えてくれています。
海王星と冥王星の合は
約500年に一度しか形成されません。
1890年前後の人が持ちます。
神秘や心霊に対する感覚が
特別に鋭いとされます。
水瓶座に冥王星がイングレスして
この双子座海王星冥王星合世代に
再びスポットライトが
あたるのでは、と感じます。
占星術界では
ディーン・ルディアがこの世代。
<シルバー・バーチの霊訓>の
霊媒モーリス・バーバネル、
トランスパーソナル心理学の
ロベルト・アサジオリなどが
生まれています。
民族の源流を研究した
岡正雄もこの時代の人物で
山根キクと同じく
太陽海王星冥王星合を持ちます。
松村潔先生は著書
「アスペクト解釈大辞典」で
──今の時代にはこのアスペクトは
できないのですが、このアスペクト
ができた時代の人の作品とか
業績を見ることで、間接的に
それを体験することができます。
と説明されています。
私たちの世代も
長年にわたり
海王星-冥王星セクスタイルが
形成されているので
いにしえの思想を掘り下げたり
超自然的な存在の
回路となり得るかもしれません。

光りは東方より(キリストは日本で死んでいる): 昭和12年刊
- 作者: 山根 菊子
- 出版社/メーカー: デジタルアーカイバー
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: Kindle版
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