ロットとハーモニクスチャートについて

先日、リョウさんのスペースで
古典占星術の先駆者である河内邦利先生から
「ロットとハーモニクス占星術は深い関係性がある」と教えて頂きました。
古典占星術にはサインの原点である0度から13倍するというハーモニクスと似た手法があるそうです。
ハーモニクスはインド占星術が母体であると紹介されることが多いですが、さらに古い概念である可能性が高いです。
ロットは単に計算上のポイントであるというのが長年の認識でしたがミッドポイントやハーモニクスというモダン占星術の手法によってその構造が紐解かれていくのはとても興味深いです。
ハーモニクスでのアラビックパーツの検証はそれほど進んでいないのではと思います。
私自身も河内先生から教えて頂くまでは思いつかなかったです。
古典占星術ではセクトの概念が重要視されるので昼生まれと夜生まれではPOFとPOSが逆転します。
ロットの計算式として、ASCに太陽と月の角度差がプラスされるのでミッドポイントでみると昼生まれ/夜生まれの区別なく
POFとPOSのフォーカルポイントにASCが必ず位置することになります。
ハーモニクスでは太陽と月のアスペクトが大切でとくにコンジャンクションを重要視します。
ASCとPOFのアスペクトは必ず太陽-月のアスペクトと同じになるので
HNチャートで太陽と月が合になればASCとPOF・POSも合になります。
オーブも全く同じになります。
このチャートは私のHN7ですが、
ネイタルで太陽-月は0.71のオーブでセプタイルなので
HN7ではオーブ4.94のコンジャンクションとなります。

POFもASCとオーブ4.94のコンジャンクションです。
またHN13で太陽-月はセクスタイル(60度)なので、
3倍のHN39でオポジション(180度)になります。

POFはASCとオポジションになります。
次のチャートは太陽と月がアンデシル系列のアスペクトを持つため
HN11でコンジャンクションとなります。

ネイタルで太陽と月のミッドポイントに
POFがコンタクトしているので
太陽・月・POF・ASC・(表示されていないけれど)POSが
コンジャンクションになります。
どのHNナンバーにおいてもPOFとPOSのミッドポイントが
ASCとなることに変わりはありません。
ASCとPOF/POSの度数差は
太陽と月の度数差と同じになります。
HNチャートにおいて
ASCとロットのコンジャンクションは
その人の本質を際立たせるポイントとして
考慮できるのではと考えています。
StargazerはHNチャートの
アラビックパーツを計算してくれるのが
驚きです。
同じロジックで
<Love to・・・ASC+太陽-金星>と
<Love from・・・ASC+金星-太陽>の
ミッドポイントはASCとなります。
ハーモニクスのロットに関しては
ネイタルと重ねたり、シナストリーや
トランジットなどで特徴が出るか
これから検証していきたいと思います。
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私もリアル参加させていただく予定です。
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