成果を受け取る時期について

先日、アメリカの大学進学を目指して
ずっと勉強を続けてこられた方が
念願の合格通知を手にされました。
40代に入ってからの挑戦です。
P新月は2009年6月14日。
9ハウス山羊座で起きています。
hitomiPsinngetsu2.jpg
この方は占星術をされていたわけではないのに
P新月のテーマを早く掴んでいて、
P新月直前のスランプの時期から
チャレンジを始められていました。
合格の知らせが届いたのは
先日の蟹座新月。
hitomishinngetsu1.jpg
ネイタルのASC、木星、月に対してセクスタイルでした。
P新月の起きた山羊座とはオポジションです。
対向のサインというものは常にパワフルです。
いちばんエネルギーが極まるポイントで、
次の成長段階に移行するために
対向するサインのエネルギーが流れ込んできます。
それは新たな可能性として、力になります。
天体によってはあっと傷つけられる体験をしたり
暗闇を感じる体験であったりします。
成果を受け取るためには、そこで手を離してはいけないのですね。
チャートの方だと、山羊座のP新月に対してのT新月のオポジションですから
T太陽の暗示する上位者、つまり大学側とのバトルに勝利した、ということになります。
プログレスの月相はゆっくりなので、2010年の8月23日にやっと2相になります。
アメリカでは新学期の始まる頃ですね。
2回目のP新月-T新月オポジションの星回りで
結果を手にされました。
こう書いてしまうと、すごく予定調和的で、もともと合格する運命だったように
感じられますが、トランジットが厳しかったのです。
リロケーションチャートの地平線に
土星-天王星のポジションがずっと居座っていました。
こういう星回りのとき、相手は省くことを焦点にしているので厳しい。
逆にいうと、本物なら残れるということです。
言葉の壁を越えるということと、学びたいテーマへの気持ちに
まったくブレがありませんでした。
ハードトランジットでも結果を出すには大切な要素だと思います。
何度か失敗を経験されて、うんと落ち込まれていたのですが、
ショックを受けても、両手は離してしまわない。いつも片手はつかまっている。
自信喪失しても、希望は持ち続けながら、努力を続ける。
そういった心の成果は、本当に報われることを実際に見させていただきました。
合格は、ひとつの通過点。
まだまだこの先、長いです。
最近はイージーな成功を望む人が増えている気がします。
成功したい。幸せになりたい。でも傷つくのはちょっと。。。といったような。
でもがむしゃらになって、泥まみれになって、必死になって努力する体験は
何にもまして得がたいと感じます。
一生懸命な気持ちが人生を輝かせてくれる。
何でも上手くいくラッキーな人、ツイている人にも憧れます。
でも無駄にツイているより、好きなことをがんばって
小さな達成感や充実感を積み重ねていく生き方ができればいいな。。。
と感じています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメント一覧 (4件)

  • その方の何度か失敗はされているのに、希望を持って努力を続けていく事。。。なかなか大変ですが私も見習いたいです。^^
    来月の16日に私のp月が1ハウスに入室するのですが、27年前の時は環境や人間関係が変わって、まるで自分が生まれ変わったような感覚でした。今まで好きだったものも見向きもしなくなり、まるで殻の中から新しい自分が出てきたような感じだったのです!
    若かったのでなおさら執着がなかったのでしょうね。。
    今回はどんな意識に変わってゆくのか楽しみです。
    自分再デビューみたくなちゃうのかな??
    16年前のp太陽とp月の新月の時は6ハウスで起こったのですが、特に意識もしてなかったので、何かを始めるきっかけにもせず過ぎてしまいました。その頃はただ仕事仲間が楽しかっただけでの印象です。^^;
    p新月はあと13年後に7ハウスで起こります。まだまだ先ですが、その時は何かテーマを決めてこの方のように取り組もうと思いました。
    失敗してもがむしゃらにというより、何か楽しい事や、充実感をご褒美に気長に続けていけたら、と思っています。^^

  • ☆ままみさま、コメントありがとうございます!
    P月のASC回帰ですかーおめでとうございます☆
    私はその星回りで母親になりましたが、
    やっぱり変わりましたね。ずぶとくなったような。
    ままみさん、P満月期が6h-12hで起きて、
    ようやくP月がASCへ、という星回りなのですね。
    運命学に詳しいのも納得です!
    満月まではしっかりチャージ、次の新月までは
    リリースしていくのが良いと思います。

  • こんにちは。 先日交際相手のP月がアセン通過して私のP月も去年から第一ハウスに入ってて傾向が似てるって思ってたら、今更相手のP新月見たら20年前の蠍12度で二年前に起こった私のP新月と同じでした。
    かなり驚いたんですが、ハウスはそれぞれ第12ハウスと第4ハウスで違いますが、これってビックリ度は高いんでしょうか?
    後10年は同じP新月度数でやれると思うとちょっと感動しましたが。もちろん時間ずれて次も重なりますが。
    これが分かってから相手を尊敬するようになってしまいました。先輩なので(笑)

  • ☆りんすさま、コメントありがとうございます!
    これはビックリ度高いです!P新月の度数が同じというのは
    以前、一度だけ見ましたがご夫婦でした。
    P新月の度数が相手の
    ネイタル天体と同じ、というのも見かけますね。
    発見したときは感動されたのではないでしょうか!
    こういう不思議な符号があるから
    やめられないんですよね^^

ままみ へ返信する コメントをキャンセル

CAPTCHA


目次