月-キロンについて

今日はキロンについて
キロンは1977年に発見された小惑星です。
1978年にイギリスで成功した体外受精とも関連づけられています。
2010年のノーベル医学生理学賞は、体外受精の産みの親である
ロバート・エドワーズ博士に授与されたことは記憶に新しいです。
倫理的な問題、宗教観から体外受精の技術はローマ法王庁から
厳しく批判され続けました。
エドワーズ博士は85歳という高齢のため、今回の受賞を
認識できない状態なのだそうです。あまりにも遅すぎたといえます。
占星術においてキロンは傷と癒し、占星術、精神世界、高度医療といった
意味を与えられています。
高度生殖医療は常に批判、偏見にさらされながら発展している分野で、
それも傷を司るキロン的であるといえるでしょう。
キロンが土星(常識)と天王星(ニューサイエンス)の間にあることも
関係していると感じます。
当時は「試験官ベビー」という言葉で
批判されながらも現在までに世界中でおよそ400万人が
この技術のおかげでこの世に生を受けました。
日本でも65人に1人の赤ちゃんが体外受精で誕生しています。
今の50代~20代の人はホロスコープにキロンと天王星の180度を
持っていることに関連しているのではと感じています。
(占星学も常にインチキの謗りや批判にさらされている学問といえます。
石川源晃先生の著書では「キロンは科学的な占星学を表示する天体と考えられている」
と述べられています)
高度生殖医療を試みるカップルのどちらかのチャート、あるいはコンポジットチャートに
このキロンと天王星の180度が5ハウスー11ハウスで形成されている、
あるいは子午線上で形成され、同時に月、金星といった妊娠に関わる天体や
5ハウスの支配星と関わっているというケースを見ることがあります。
高度生殖医療の発展によって子どもを授かることが出来た夫婦も大幅に増えたけれど、
不妊症の人もものすごく増えた感じがあります。
晩婚傾向にあることも、もちろん原因のひとつでしょうが、
決してそれだけではないような気もします。
最近、月とキロンのアスペクトを持つ方が続きました。4人くらい。
みなさん、いちように「動物や小さな子どもの気持ちがわかる」と
言われるのです。実際、保育士など幼児に関わる仕事の人が多いような。
(アルプス形のサンプルで取り上げさせていただいた
動物写真家の星野道夫氏や画家の稲見優卯子さんも月-キロンのコンビを
持っていました)
ある方は「虫の気持ちもわかる!」と仰ったのでおおいにウケました。ナウシカですか。
それで、私の夫もキロンと月の180度を持ちます。
今回はサンプルとして、夫のことを取り上げたいと思います。
「小さい子や動物の気持ちがわかる?」と訊いたところ
「そんなものは、一方的な思い込みに過ぎん!」とバッサリ。
夫は水星-火星のタイトなスクエアを持つせいか、
シニカルなことを言います。
私が見る限りでは、彼は<子どもが好き>というより
<大人が苦手>なのですね。何かの行事や集まりのときは
大人と話すのを避け、子どもたちの相手ばかりしています。
いくつか月-キロンを思わせるエピソードをあげます。
①秋が深まった時期に季節はずれの蚊を見ることがありますね。
「こういうの<哀れ蚊>ちゅうんよ」などといって見逃す。
②初秋のある日、隣家の庭の草刈りをしていた業者の方から、
「お宅のエアコンの室外機のホースにアシナガバチが巣を作ってますよ」
と教えてもらいました。
「アシナガバチは巣を攻撃しなければ人は襲わない。
それにあと1~2週間もすればハチはいなくなるから」と
夫は駆除を頑なに拒否。
隣近所に申し訳ないけれど駆除はしませんので気をつけてください、と
お願いしましたが、洗濯物に紛れ込むこともあるし、刺された場合のアナフィラキーショックも怖いし
心配でした。こういった判断を非常識だと批判する向きもあるでしょう。
ただ本当に急に秋が深まり10日もしない間にハチはいなくなりました。
翌年、ハチはその場所に巣を作りませんでした。
③カタツムリを飼っているのですが、死んでしまった個体を、
「しばらく手元に置いておく。供養したいから」と
箱に入れて仕事部屋に持っていってしまう。そういう感性の持ち主なので
お隣のママの「飼っているザリガニが死んだら、子供がキッチンのゴミ箱に
そのまま捨てる、臭くてたまらない、スーパーの袋を二重にして捨ててと何度もいっているのに」
という話に、「なぜ埋めてやらんのだ」と驚く。
一緒に暮らしているので、そんな話は枚挙にいとまがありません。
ただ<優しい>とか<哀れみ深い>という感覚とは違うようです。
<もののあはれ>という日本人特有の自然観には近い気はしますが。
日本人は古来よりアニミズム思想を持っていたので(失いつつあるけれど)
月-キロンは日本人にとってはアニミズム的な感覚を指すのかもしれません。
外国人はまた少し違うのかも。
テキストには月-キロンのセットは幼児期の心の傷、コンプレックスとあります。
子供の頃は誰でも、自然や環境と一体であったと思います。
たとえば大事にしていたおもちゃやぬいぐるみ、あるいはペットを
親に処分される、こういったことの心の傷も月-キロンの管轄であると感じます。
自分のたましいが入って一部となっているものを切り離される痛み。
小さな動物や虫に、同調する。
自分が蚊でありハチである感覚。猫であり犬である感覚。
こういう感覚を持っていると今は生き難い時代であると思います。
自然に同調しない人も、また増えてきているからです。
世代アスペクトで私たちの多くがキロン-天王星を持つと述べましたが
自然とのつながりによって病む部分が出てくる世代なのでは。
不妊で悩む人が増えていることは、
生態系全体でも繁殖ができない生物が増えているということ。
昔の人は、うさぎの多産、犬の安産にあやかるなど
動物から呪術的なパワーをもらっていました。
そういったことも形骸化しています。
ペットとして飼うためには去勢・避妊手術をすることが一般的で
またそうしなければ生まれてくる命に責任は持てません。
いろんなことが、つながっています。
キロンの象意は傷と癒し。ヒーリングは一体感、同調の意識レベルで起きます。
月-キロンはシャーマンの感性に近く、大きな可能性を秘めているように思えます。
ある人は捨てられた子猫に幼児期の自分を発見するかもしれません。
ある人は植物と心を通じ合わせるでしょう。
このコンビを持つ人がどういう方法でエネルギーを使っていくのか
すごく興味があります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメント一覧 (35件)

  • すずさんのご主人は、小さな命に対してもしみじみとした感性をお持ちなんですね^^
    今回の記事で、私の主人も「もののあはれ」という感覚がぴったりだと思い当たりました。
    自然が大好き。物事に抗わない。
    ~とはそういうものだからと受け入れるし、静かな海のような心だなあと思っています。
    小さな虫の命も大切にするし、昔ベランダに蜂が巣作った事があるのですが、すずさんのお家のエピソードと同じでビックリです!
    その時は私が気になって処理してしまいましたが・・(汗)
    モルモットや猫など小動物、あるいはぬいぐるみも擬人化して笑わせてくれますし、
    そういった遊びが自然に出てしまうようです(笑)
    そういう主人の感性はやはり、月のグランドトラインにキロンが木星と合して加わっているからなのだと合点しました^^

  • すずさま、こんにちは!Akiです。
    すずさまのご主人の行動、わたしもなんとなく分かります。
    虫などが殺せません。蚊に腕などを刺されてもそのままです(笑)。なので、殺虫剤が家にはありません。まあ、小さな虫なんかは知らずに命を奪っているのかもしれませんが。。
    ご主人の感覚とは少し違うとは思いますが、自分にもそういう部分があるなあと思ってホロスコープを作成したら、月とキロンのオポジションがありました(^^)
    ただわたしの場合は生まれてからずっとという訳ではなく、3年ほど前に伯父が亡くなってしまってから、虫や生き物を殺せなくなりました。伯父の死をきっかけに自分の中の死生観が変わったのだと思います。

  • 月のオーブを広くとると、キロンと月のトラインがあります。
    他にもキロンには、どちらもオーブ1度未満のタイトなオポとそれを調停するトラインを持っているので気になる星です。
    でもキロンって小惑星だからあんまり情報がないんですよね。
    キロンの記事を書いていただいてうれしいです。
    今のところ自分の何に使われているのかよくわからないのですが、
    言われてみると、セキセイインコやハムスターを飼った時にはよく慣れて
    いい手乗りになりましたね(笑)

  • 私は月とキロンがスクエアです。
    小さい頃偏食というか…
    生臭いもの-特にお肉が全くダメでした。
    食べるともどしそうになるんです。
    給食でも苦労しましたし、
    “ごちそう”と称される範疇のものが食べられないので、
    外食やおよばれが苦痛でした。
    (やせっぽちでしたし、そのことと、
    好き嫌いがあるということがコンプレックスでした。)
    大人になって自分でスーパーの人工的、かつ
    単なる物体と化した食材を自分で買って調理するように
    なってからは、好き嫌いはほとんどありません。
    (よ~く油ののったものは苦手ですけど)
    でも、たぶん食べなくていいなら、
    食べずにすむほうが私はラクかも。
    これまでの前世では、肉を食べてこなかったのかな~
    なんて思ってました(笑)
    虫は…
    なるべく殺さないようにして、追い出すようにしてます。
    でも、蚊とかゴキブリは例外ですね。
    …必死で戦います(苦笑)
    こういうのが、キロンと関係あるかもなんて
    思いもしませんでした。
    すずさまの視点にビックリです☆

  • 今、キロンが魚に再イングレスですね。
    私はネイタルに月キロンとセスキコードレートを持っています。
    月自体はメジャーアスペクト無しのシングルトンなので、解り難いのですが。
    キロンは土星と天王星の間を飛び交っているせいか、
    個人的に扉を開く「鍵」のイメージが強いです。
    癒しも視点を変えた時に現れるような気がします。

  • ☆ままみさん、コメントありがとうございます!
    ご主人、愛すべきキャラクターなのですね^^
    月のグランドトラインにキロンと木星が参加だと
    ほのぼのとした懐の深さで現れるのですか。
    納得です!こういう方が一家に一人いると幸せですよねー
    うちのは土星がらみなので、狭量ですよ。
    人間には冷たいです^^;;

  • ☆Akiさん、コメントありがとうございます!
    もともと幼児期の頃からセンス・オブ・ワンダーは持っておられたと思うのですが成長していくうちに忘れ去っていたのでは。月-キロンは現実ではあまり役に立たない感性ですから。伯父さまの死とともに思い出されたのだと思います。命の尊さを小さな存在にも感じるスイッチが入ったのですね。
    Akiさんにとって重要なエポックであったと感じます。

  • ☆rosemaryさん、コメントありがとうございます!
    キロンのアスペクトが豊かだということは、
    おそらく環境の問題に敏感なのでは。
    憂慮されていることが人よりも多いと感じます。
    動物と意思疎通ができて扱いが上手い人、多いですね。
    犬、猫の里親を探す活動をされている方にもこのコンビ見ます。
    rosemaryさんも鳥やハムスターの感性が理解できる方
    なのだと思います☆

  • ☆かのんさん、コメントありがとうございます!
    やっぱりかのんさんも<難しい>子どもだったみたいですね^^
    たとえば野菜ひとつとっても代わりに虫を殺してくれている
    人たちがいる、牛、豚にしても愛情かけて育てた人、屠場で命を終わらせてくれた人たちがいる、加工してくれる人たちがいる。
    そういうことに思いを馳せると、
    「殺してくれって望んでないよー」と頭を抱えてしまいますよね。
    食のことを考えると、あだやおろそかに生きてはいけないと、
    命をくれた存在とともに幸せにならなければと思います。
    今はその命が感謝されない時代なので、余計につらいですよね。
    食べずにすむなら、食べない方がラクかも。は月-キロン的ですね。
    そういった感性にフタをして生きるか、より鋭く研ぎ澄まして生きるか
    迷うところです。もう少し鈍感な方が生きやすいとは思うのですが
    鈍感なかのんさんは、もはやかのんさんではないですからね^^
    どうかそのままのかのんさんで生き延びてくださいね!

  • ☆白猫さん、コメントありがとございます!
    そうですよねーキロンは今、魚座に入って
    4月には海王星も魚座に。これまでの膿が
    出される時代に入ったのでしょうか。
    白猫さんは月がシングルトンなのですね。
    月のテーマは白猫さんにとって果てがない、
    なのにトリガーのように決定権を持つ。
    すごく興味深いです。

  • すずさま、ありがとうございます*
    私の場合に限っては、
    「牛さんや豚さんがかわいそう」
    というようなリリカルな感じではなく、
    「みんなが食べられるものが食べられない」
    「食べなきゃ、好き嫌いはダメなんだ。」
    「でも、おいしくない。ムリ★」
    という感じでした。
    これって、大雑把な性格で
    まだ若くて料理の腕がかなりあやしかった母と
    (母の名誉のためにいうと、私が大人になるにつれ、メキメキ腕を上げ、今では、親戚中でも料理上手で通っています)
    当時の給食メニュー
    によるところも大だったと思います。
    脂身がだめなら、赤身、白身。
    動物性タンパク質が苦手なら植物性。
    和食がだめなら洋食、中華etc
    大人なら、同じ栄養とるにも
    選択肢はいくらでもあります。
    なんでも食べろ
    まずいと感じてしまうものを喜べ
    というのは拷問です★
    (兄はなんでも食べる子でしたので、
    大人にとって難しい子というのは確かですが)
    それを、わけもわからず自分が悪い-と責めてしまう体験をもたらすのが、
    月-キロン(ハードアスペクト)じゃないかという気がします。
    子供の舌が敏感なのに、お母さんは料理が苦手
    子供の食が細いのに、お母さんは料理上手(おいしいものをたくさん食べて欲しいタイプ)
    これって、両者にとって苦痛じゃないですか?
    あえて、こんなミスマッチになるのはなぜなんでしょう?
    私は、「許し」のためのトラップだと思うのです。
    逆に言えば、その人が、“こたえる”ほど大事なこと
    (たとえば、自分の感覚・感性に正直でありたいとか)
    で、苦痛な体験がおきるのではないかと。
    辛いからこそ必死でなんとかしたいともがき、
    “解放”へと向かっていく。
    ぎゅっと抱きしめて大切に守りたいものを、なすすべもなく手放すことで、
    人智を超えた「許し」や「癒し」が訪れる。
    私には月ーキロンのしくんだトラップが
    そんなふうに思えます。

  • ☆かのんさん、コメントありがとうございます!
    「許し」のためのトラップ・・・ですか。
    うちの夫は子供の頃<穀つぶし>といわれていたそうです。
    「お兄ちゃんは成績良いのにお前は頭悪いくせに勉強もしないで
    食べるのだけは一人前なんだから」と
    いうことで。今でこそ自虐ネタで笑い話にしてますが
    当時は傷ついたよーと話してました(笑)
    そぐわなさ、居心地の悪さを感じてしまうことに
    関連しているのかもしれませんね。
    人智を超えた「許し」や「癒し」というものを
    体験するために、トラップにはまるのでしょうか。
    簡単ではないテーマですね。

  • すずさま☆
    だんなさまや、こちらにいらっしゃるみなさんは
    きっと感受性の強い方々だと思います。
    その分、繊細な「もののあはれ」を感じる幸せもある。
    でも、やっぱり傷つきやすいんですよね★
    敏感さゆえにそれこそ赤ちゃんの頃から
    浮世のつらさ(笑)を味わわされ続けます。
    私個人の感覚では、(私の場合冥王星も絡んでいるのでもしかしたらそちらのひっくりかえそうとする作用かもしれませんが)
    月-キロンは
    弱さをとことん見つめさせる方向に働く気がします。
    傷ついてショックを受け、
    その傷を意識しつつ、現実社会でサバイバルせざるを得ない。
    タフにならなきゃと頑張ってみても、
    敏感なのは鈍感にはならないんです(苦笑)
    陰転じて陽になる-
    といいますか、弱さも極めれば個性であり、強さになりうる。
    鈍感になるというのとは違う形で。
    私はまだまだ未熟者ですが…。
    何だか月-キロンってそういう感じがしてます。

  • 相手が思わず笑えるぐらい自虐ネタをかます
    -笑いで「昇華する」-
    ってのも、人智を超えてると私は思いますよ。
    関西人の友達に職場の人間関係の悩みなんかを相談すると、
    「何で、そこでボケへんの!?
    関東の人らはそういうとこがあかんねん。」
    と言われますね(苦笑)
    若い頃はそういうのが苦手でしたが、
    最近、その知恵や優しさがわかるようになってきました。
    お笑い芸人さんの中には
    月ーキロン結構いらっしゃるのでしょうか?

  • ☆かのんさん、コメントありがとうございます!
    月-キロンは保育士さんなど子どもに関わる仕事の人に
    よく見る印象なのですが、お笑い芸人さんはチェックしてませんでした!
    これから気をつけてチェックしてみますねー
    関東に越してすぐは、人の失敗は笑ってはいけないということが
    カルチャーショックでした。ボケても周囲を困らせるだけですからねー
    でも慣れればこちらの方が心地よいような(笑)
    笑うこと、笑わないこと、どちらも思いやりの心があれば、OKですよね。

  • はじめまして!
    非常に興味深く読ませていただきました。
    私は月ーキロンがセブタイル?らしいのですが
    動物、植物の気持ちがわかるような気がします。
    あと、無駄な殺生はしたくないので
    蚊など見てみぬ振りをすることもあり
    とにかくぴったりだったので驚きました。
    あと、金星ー冥王星も読ませていただき
    納得しきりでした。
    ほかの記事もじっくり読ませていただきます!

  • ☆みいたんさん、コメントありがとうございます!
    月とキロンがセプタイルを持つということは
    HN7ではコンジャクションになります。
    自然に対する驚きや畏敬の念が強い方だと思います。
    弱い立場のもの、物言わぬ存在への同調の力を
    どう生かしていくかを考えてみてくださいね。
    きっと人生が豊かになると思います☆

  • すずさま はじめまして。キロンについて検索してたどりつきました。
    おかげさまで大変勉強になりました。
    自分の出生のホロスコープ上のキロンー月を
    どのようにみるか考えていたところなのです。
    月ーキロンー水星ー天王星でミスティック・レクタングルを
    形成しておりまして、さらに
    キロンー海王星ー冥王星がレクタングルになっています。
    たしかに!と思う部分が多々あります。
    小さな生き物や植物と話すのが得意です。
    犬猫に寄って来られ、話しかけられるし,
    木に抱きついて魂の部分で話をしてます。
    単に話した気分になってるだけと思ってみても、
    どうもシャーマンのけがあるようでして・・・
    それと、不妊ではありませんが、不育症で3度の流産経験があり、
    今も子どもがいません。
    そのたびに「なんのこれしき」と獅子座の月が頑張り、
    「流産は自分に経験と知恵をつけてるのだ」と水瓶座の水星が
    独特の解釈を始めてしまいます。
    あげくには、不育症への社会認識を少しでも高めたいとかと
    考える始末。悩んでいる人の力になれないものかという思い込みを
    持ってしまいます。
    これはまさにキロンに関連する星たちのなせる業だったんでしょう。
    納得しました。ありがとうございました♪

  • ☆あ猫さん、コメントありがとうございます!
    月、キロンを含むスケールの大きいアスペクト
    があるのですね。あ猫さんはヒトだけれど
    犬、猫、植物、小さな生き物に対して優位に
    立たないのです。彼らから教わることは
    たくさんある、と感じる人。
    それは異種交流の能力、シャーマンの気として現れます。
    けれどヒト社会ではある種の劣等感として現れます。
    あ猫さんは水星もキロンとアスペクトをとるので、
    たとえばホロスコープは読めるけれど、
    誰でも出来る(と思われている)単純作業、
    あるいは他愛のない世間話などのコミュニケーション、
    そういった平凡なことに苦手意識が出るのでは。
    人としての平均的なスペックに
    不安、疑念を感じやすいようです。
    月-キロンも多くの人が当たり前と思っていることが
    自分には難しいのです。
    当たり前の大人として存在することに
    違和感を感じている人が多いように見受けます。
    不育症には不妊と違う苦しみがあります。
    あらゆるところから流産に至った理由を探し出しては
    自分を責めます。これは実際に経験した方でないと
    わからないと思います。
    痛む傷があるから、人の痛みがわかります。
    傷口に手を差し伸べようと思います。
    それは、とても心豊かなことなのですよ。
    あ猫さんの「悩んでいる人の力になれないものか」という
    思いはやはり星の導きであると感じます。

  • すずさま 教えてくださって有難うございます。
    ホロスコープの読み解きで判らなかった点が
    すっきりした感じです。
    水星とキロンの影響についても、すずさんがおっしゃるように
    思い当たる節が多々あります。
    まさに、他愛も無い世間話というのが苦手です。
    たとえばですが、軽い会話の中で相手の方は悪気なく
    言ってるかもしれないのに、
    傷ついて憤慨する自分がおります。
    不安や疑念を抱きやすいというのもその通りです。
    私って深く考えすぎかしら?とか、変なのかな?と
    思うことがありました。
    コミュニケーションにおいては、特に小学生の頃が
    いちばん生き難かった気がします。
    (おかげで傷つくたびにたくましくなりました)
    それと、不育症について御存知でいてくださって大変有難い気持ちで
    いっぱいです。流産の原因を追究しましたが、結局のところ
    医学面で考えられうる原因は見つかりませんでした。
    「チャンスがある限り、また私のところへおいで!!
    お母さんは克服するよっ!」とうちの子としてやってくる魂に
    話しかけてます(^-^) 
    おなかの中にいないだけで、体がないだけで、その子の魂は
    私の側にいると思えるんです。(←完全に不思議ちゃんの考え方です)
    キロンー月を含むミスティック・レクタングルは私を
    強くしてくれている気がしてなりません。星たちに感謝してます☆
    ところで、私の場合、キロンが3ハウス、月が8ハウスにあります。
    キロンと月の入るハウスもシャーマンの気に影響するものなのでしょうか。
    幼稚園に入る前から生死について考える子でした。
    それから亡くなった親戚やら友が夢に出てきて伝言していったり、
    神様からのお告げがあったり・・・ 
    見えない世界の伝え役になってる気がします。

  • ☆あ猫さん、コメントありがとうございます!
    月-キロンは<もののあはれ>を感じる優しさを現すと感じますが、
    神様のお告げや亡くなった人からの伝言など霊感、霊能力的なものは
    他の天体の影響であると思います。ハウスはもちろんサインも
    大きく影響します。8ハウスは遺伝的に霊的な資質を引き継いでしまう
    パターンを散見します。
    私も見えないけれど、たまにだけれどクライアントさんに
    赤ちゃんの存在を感じることがあります。
    「体験したい」というワクワクする気持ちを感じます。
    ママのおなかに宿れたことじたいが
    すごい体験なのですよ。
    生まれてくるまでに至らなくても、
    ママと一緒に体験を深めているように思えます。
    あ猫さんの赤ちゃんもきっとあ猫さんの側にいて
    チューニングが上手く合うときを待っているような気がします。

  • はじめまして。
    月-キロンがトリン、ハーモニクス5、7、9でも座相を持っています。子供も虫も嫌いで、特に動物好きでもないですが、心が通じ合ったと思える経験が二回あります。
    以前、家の階段の壁にカマキリがいました。私はカマキリが嫌いだったのですが、虫のくせに、人間みたいに私の方へ顔を向けて、じっと見ているので、可愛くなって見逃しました。
    翌日、壁には白い泡状の塊が。。。あれだけガン見しておきながら、カマキリは子供を預けていったんですね。信用してくれたと思うと、削り取れず、そのまま放置。
    その後しばらくして、窓の外のベランダにカマキリが死んでいました。
    幼虫は孵化した時に袋に入れて公園へ持って行きました。
    あと一回は飼い猫が亡くなった時。意識不明なのに、トイレへ行こうとするので、パッドを当ててあげたら、ちゃんと零さないようにするんです。その猫のことは二十年たっても可愛いです。

  • ☆RaRaさん、コメントありがとうございます!
    月-キロンのコンビは、
    小さい存在、物いわぬ存在に対して、
    横暴にはならないですよね。
    人間だからといって優位に立たないので
    心を通じ合わせることができます。
    カマキリは、自分の小さい手斧が
    強い、強い武器だと思っていて
    人間のような太刀打ちできない相手に対しても
    真正面から対決しようとします。
    そんなカマキリを助けたことが
    心に残っているというのは
    RaRaさんの資質に通じるものが
    あるのかもしれません。
    月-キロンは独特の感受性を持つので些細なことで
    傷つくことがあるかもしれないですね。

  • あくまでマイアストロチャートの事ですが、
    私、月キロン、太陽キロン、火星キロン、
    この三つがトラインにあります。
    アセンキロンが180のオポジションです。
    ちなみにキロン、7ハウスにあります。
    惑星はありません。
    いろいろな記事を読ませて頂いてますが、
    占星術は奥深いですね。

  • ☆優月さん、コメントありがとうございます!
    キロンのアスペクトが抱負なのですね。
    キロンは占星術の表示星でもあるので
    占星術をされている人はキロンが
    強調されていることが多いものです。
    占星術の勉強を続けていってくださいね☆

  • すず先生。こんにちは。
    キロンと太陽が1度違いで合です。
    ノーアスペクトの太陽かと思いましたが、アスペクトを発見出来ました。嬉しいです。
    花壇にスイカを植えていて、根食い虫がいたけど、彼らも生きてるし…と殺さずにいました。
    ついでにだんご虫もいましたが、同様にそっとしておきました。
    結局、スイカがだんご虫に食べられました。
    スイカを抜くと、根っこがほとんど根食い虫に食べられていました。
    ああ、私は守るべきスイカを守れない弱さがあるんだな。
    と教えてもらったように思います。
    子供に対しても同じ事をしていたのかも。
    申し訳なくて切ない気持ちになりました。
    翌年はスイカはやめて、フウセンカズラにしました。
    結局、成長してない??
    ただ、だんご虫を薬で1度退治しました。
    月が天王星とオポジションなので、人との関係を切るのには慣れています。
    それが必要だから、この配置なんだろうなぁ。
    と思います。
    星って面白いですね。
    自覚した上で対応するのと、無意識なのでは大違いです。

  • ☆いすずさん、コメントありがとうございます。
    >ノーアスペクトの太陽かと思いましたが、
    >アスペクトを発見出来ました。嬉しいです。
    10天体とメジャーアスペクトをとっていないので
    ノーアスの太陽かと思いますが
    キロンのテーマは人生を通じて重要ではと思います。
    >ああ、私は守るべきスイカを守れない弱さがあるんだな。
    >と教えてもらったように思います。
    誰の味方になるかは重要ですよね。
    この場合はスイカの味方をしなくては^^
    >翌年はスイカはやめて、フウセンカズラにしました。
    >結局、成長してない??
    >ただ、だんご虫を薬で1度退治しました。
    私もどちらかというと薬を使うのに抵抗があるほうなので
    (アブラムシは困るけれどテントウムシには来て欲しいとか)
    木酢液を使いますよ。
    >月が天王星とオポジションなので、
    >人との関係を切るのには慣れています。
    >それが必要だから、この配置なんだろうなぁ。
    >と思います。
    大事な人との関係をバッサリ切ってしまわないよう
    注意が必要です。
    >星って面白いですね。
    >自覚した上で対応するのと、無意識なのでは大違いです。
    ホントにその通りですね!

  • はじめまして。最近キロンに興味があり検索をしていてこちらにたどり着きました。とても奥が深いのだなと興味深く読ませていただきました。私自身のホロスコープではないのですが、20年以上ファンであるミュージシャンのキロンが私の太陽にタイトに合であることを知りまして、音楽性は一般的に癒しと言われるようなジャンルではないのですが、自分にとっては癒しなのかな?などと考えました。他の記事も拝読させていただきます。

  • ☆Johnnyさん、コメントありがとうございます。
    お返事が遅くなってすみませんでした。
    >20年以上ファンであるミュージシャンのキロンが
    >私の太陽にタイトに合であることを知りまして、
    >音楽性は一般的に癒しと言われるようなジャンルでは
    >ないのですが、
    >自分にとっては癒しなのかな?などと考えました。
    とっても興味深いです!
    コンプレックスや心の傷といったことにシンパシーを感じる部分が
    あるのかもしれませんね。シェアしてくださって
    ありがとうございました!

  • はじめまして。キロンが急に気になり検索してここへきました。
    私のホロスコープで星の合とオポが重なり合うところにキロンも絡んでいるのですが、今まで余り気にしていなかったのです。私のキロンは牡羊座はじめにあり、金星、ドラゴンヘッドと合。それが天秤座の月、天王星、木星とオポで乙女座冥王星も近くです。
    最近すごく自分を知るというか、思い知らされる時間の中にいて、ああ私っておもっていたよりずっと、ヘナチョコでできてなかった、などと認めるようになりました。
    キロンの記事はすとんと心に入って、気持ちがすこし楽になりました。ありがとうございます。

  • ☆misaさん、コメントありがとうございます。
    お返事が遅くなってすみませんでした。
    >私のキロンは牡羊座はじめにあり、
    >金星、ドラゴンヘッドと合。
    >それが天秤座の月、天王星、木星とオポで
    >乙女座冥王星も近くです。
    きっと同い年ではないかと思います。
    キロンは占星術の表示星でもあるので
    占星術を通して人との縁が広がるかもしれませんね。
    >最近すごく自分を知るというか、
    >思い知らされる時間の中にいて、
    >ああ私っておもっていたよりずっと、
    >ヘナチョコでできてなかった、
    >などと認めるようになりました。
    私も同じように感じていますが
    ちょうどキロン回帰を迎えている影響かも
    しれません。50歳という節目ですし
    自分の弱点を認め、受け入れて、
    これからはより自分の本質にあった生き方に
    向かって行きたいですね。

  • 娘が月とキローンの合(オーブ2ど)、太陽と合(オーブ3ど)、MCと合(6ど)、金星と合(7ど)があります。
    虫は大小問わず全くだめで、
    毎日、寝室に殺虫剤を持ってあがります(安心するようです)
    小さい虫でも玄関のドアについていたら…家に入れません。
    犬や猫も…私が触っていても直接さわるのは…こわい?ようです。
    同じキローン合でもみなさんとだいぶ違うのだな~と思い、
    コメントしちゃいました。

  • ☆やよいさん、コメントありがとうございます。
    お返事が遅くなってすみません。
    >虫は大小問わず全くだめで、
    >毎日、寝室に殺虫剤を持ってあがります(安心するようです)
    >小さい虫でも玄関のドアについていたら…家に入れません。
    >犬や猫も…私が触っていても直接さわるのは…
    >こわい?ようです。
    月-キロンはセキュリティ意識(月/蟹座)の傷や痛みに
    関係します。寝室に殺虫剤も自分では捕殺できないから
    持ち込むのでしょう。
    犬や猫にたいしても人間だからといって
    優位に立てないのですよね。
    成長すればずいぶん緩和されますよ。

  • リマーナすずさん
    どうもはじめまして!
    突然失礼いたしますm(_ _)m
    月キロン合のお話、興味深く拝読いたしました。
    当方の場合は、MC牡牛座上で火星水星月(9室側→10室側)の三重合があり、その月とやや誤差広めで牡牛座キロンが合です。
    (10室双子座初期の金星とも誤差広めの合のため、月と金星両方にキロンがからんでいます)
    シャーマン的な感性、という点はなんとなくわかるような気がします。
    母方の祖父が若い頃詩人だったため、その流れを汲んで自分でも子供の頃から詩を書くのが習慣になっているのですが、「もののあはれ」といいますか、その時々の季節感や空気感をうまく取り込むことは自分としては定石的な手法にしていますね。
    また、「子どもや小動物の気持ちがわかる〜」のくだりについても、はたと膝を叩く思いがしました。
    実際、だいたい中学生くらいまで猫と話ができると思っていたのです(今も少しは思っているかも…)
    長文失礼いたしましたm(_ _)m

  • ☆大滝純平さん、コメントありがとうございます。
    お返事が遅くなってすみません、月-キロンの感覚を教えて頂き、ありがとうございました。
    >母方の祖父が若い頃詩人だったため、その流れを汲んで自分でも子供>の頃から詩を書くのが習慣になっているのですが、
    火星水星月の合はやはり文才として現れるのですね。
    >実際、だいたい中学生くらいまで猫と話ができると思っていたの>です(今も少しは思っているかも…)
    ハーモニクスの研究家であるデイビット・ハンブリン氏の著書によるとHN19はナチュラリストのナンバーなのですが、月-キロンはペットサイキックの特性のようです。出生図では職業にするほどでなくても、自然とつながる感覚には並外れて優れているように感じます。

rosemary へ返信する コメントをキャンセル

CAPTCHA


目次