先日、以前に鑑定させていただいた41歳の方から妊娠報告を頂きました。
ご主人と出会って13年目、初めての妊娠だそうです。
ブログに取り上げても良いとのこと、
ご好意に甘えて、ディレクションを紹介したいと思います。
ありがとうございました。
受胎したと思われるタイミング
妻・・・P月P金星合の直前、n月t天王星合(天王星は5室の支配星)
t月、t木星が8室、n木星オポnセレスをp火星t水星が調停
夫・・・P月P金星合をすぎたところ、n金星△t冥王星△t木星t月でグランドトライン
コンポジット: 5室の土星にt木星合。P月P金星合の上にt土星
同じようなディレクションを持つ女性(40代前半)の妊活を応援しているので、
この妊娠報告は励みになりました。
P月P金星の合は昔から結婚・妊娠のディレクションであるといわれています。
古典的なコンビですね。
トランジット天王星とネイタルの月ですが
石塚隆一先生が
「n月に対するt天王星のソフトアスペクトで初めて母親になるケースをよく見かける」と
ハワード・サスポータスの著書にあったと過去に日記で触れられていました。
私自身も第一子の受胎日にはn月に対しt天王星のタイトな120度がありますし、
占星術講座で一緒だった友人もn月-t天王星60度で始めての出産をしました。
出産すると全てが赤ちゃん中心になり、日々の習慣を大幅に変えざるを得ないので
出生図の月に対してトランジットの天王星がアスペクトするタイミングで
妊娠・出産というのはイメージしやすいです。
今回、妊娠した方は、t天王星-n月の合ですから、ソフトアスペクトではないです。
もともと出生図に月-天王星の180度を持つので、
中年の危機アスペクトのひとつであるn天王星-t天王星にn月が巻き込まれるパターンです。
このコンビの衝動をどのように生かすかは、人それぞれで、なおかつハードな星回りです。
高齢での妊娠・出産は不安が大きいですが、この星回りで母親になる決意をするのも
良いと思いました。どんな物事もそうですが、しなくて心残りになるようなことは
やっておいた方が良いです。
n天王星-t天王星の180度は緊張のアスペクトですが、
新しいチャレンジへと背中を押してくれます。
興味深いのは出産予定日辺りの星の配置。
p月もt天王星-天王星の180度に参加。n月-p月の180度は感情、母性など月の力が強められる配置です。
8ハウスにあるn土星にt木星が合、1ハウスのn木星にt土星が合です。
n土星にt木星は、土星の制限を木星が緩和するので、
束縛からの脱出の時期であることを示します。
8ハウスで起きますから、夫婦の間のわだかまりが溶けるのかも。
木星と土星は社会的な天体ですから、
周囲の状況に合わせて自分自身を再構築するという意味も持ちます。
未妊期間に終わりを告げるというようにも読めます。
n木星とt土星の合はこの逆です。
n木星の発展にt土星が制限や秩序を与えるので義務や責任が強まるときです。
持続的な成長に向けての忍耐、休みのない活動、努力の日々がスタートします。
未妊期間も苦しいけれど、授かってからもやはり大変です。
訓練、鍛錬のときのようです。
続きます。
目次
コメント
コメント一覧 (6件)
ネイタルの月に対する天王星のアスペクトで妊娠の可能性があると知り、衝撃が走りました。
ここ最近、私の月に対してトランシットの天王星が180度です。
実は、私はもう妊娠などしないだろうと油断した気持ちを持っていました。
しかし、先日、松村先生の言うところの、上位の存在の介入としか思えないような事件が起きて、ある人と別れました。
おりしも、わたしのプログレスの月がEpと合。
運命の分岐点でした。
遠まわしな書き方で申し訳ありませんが、
今回の記事を知って、上位の存在の意図と、人間の想像をこえた、
深い愛を知ることができました。
ありがとうございました。
☆naokoさん、コメントありがとうございます!
ネイタルの月がT天王星と180度ということは、
T冥王星ともスクエアですね。
ちょっと激動な感じです。
土星も来ていましたし、この一年は大変でしたね。
40代でもじゅうぶん妊娠しますよ。44~46歳の方が
初産する時代です。妊娠を希望しないのであれば
油断しないでくださいね。
上位の存在の意図はあると思います。別れはつらいですが、
深い愛を感じられるということは、得がたい体験です。
よかったのだと感じます。
今、わたしがここで妊娠などしてしまったら、死に至るほどの肉体的ダメージを受けると思います。それは同時に精神的ダメージでもあるでしょう。
まだ前の病気から回復途中なのです。
夏至の日に始めた、鎌倉三十三観音霊場めぐりの願掛けのテーマは、
「上位の存在と同期する」というものでした。
ちゃんと同期できているのだと、痛感した事件でした。
今回の記事も、このタイミングで読むことになっていたと思います。
不思議ですね。
ありがとうございました。
すずさん、ブログで取り上げていただいてありがとうございます。
中年の危機:n天王星-t天王星の真っ最中、
ひとつひとつ選択していく日々ですが、
おなかの赤ちゃんが「背中を押してくれている」ような気がしています。
妊娠の前の半年間は、ショックなこと、不思議なことが重なり
見えるもの見えないものも手放して行ったのですが、
全部手放したタイミングで赤ちゃんを授かりました。
荷物をいっぱい持っているときは意外とその荷の重さに
気がつかないのかもしれませんね。
出産予定日あたりの星の配置も、とても興味深いです!
高齢出産、がんばります!
☆frepさん、コメントありがとうございます!
こちらこそ本当にありがとうございました!
>荷物をいっぱい持っているときは意外とその荷の重さに
気がつかないのかもしれませんね。
ホントにその通りだと思います。
frepさんも不思議なことがいろいろ続いて、
お話を伺っている私も思わず引き込まれてしまうくらい
奇妙でインパクトのある体験をされましたが、
そういうことがなければ、なかなか荷物を
手放せなかったのかもしれませんね。
出産予定日あたりの星の配置はそのままfrepさんと赤ちゃんの
シナストリーになります。
N木星-T土星の合、N土星-T木星の合は興味深いです。
現実レベルでの新たな時代が幕を開けます。
40代前半の天秤座木星、牡牛座土星世代は皆
この天体配置の影響を受けます。
結婚する人も増えるのはないでしょうか。
1965年前後の魚座土星、蠍座海王星世代も、来年の秋以降、
N土星-T海王星の合、N海王星-T土星の合が出来るので
こちらも興味津々です。
あの奇妙な体験は、
まさに「12ハウス・冥王星」のパワーだったのだと思っています。
大掛かりな何代にもわたる‘厄落とし’というか。
強烈な時間でしたが、今思えば、経験できてよかったです。
赤ちゃんとのシナストリー、お互いに学べ合えそうですね!
N土星-T海王星の合、N海王星-T土星の合は、
すごいことになりそうですね・・・
じっくり観察してみようと思います。